高橋みなみ（27）が、11月に東京、名古屋、大阪でライブツアー「HEY　SAY」を開催する。16年4月にAKB48を卒業後、タレント、ラジオパーソナリティーとして活躍しながら、昨年は初の全国ライブハウスツアーを行うなど、歌手としても成長を続けている。このほど、都内のステーキ店で日刊スポーツの取材に応じ、今年のライブにかける意気込みを語った。【聞き手・大友陽平】

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昨年は約3カ月間で15公演の全国ライブハウスツアーを初開催した。今年は4月にバースデーライブを行い、ツアーは東名阪の3本に集中する。

「本数的には少ないですけど、チャレンジしたいです。ツアーだと、回数を重ねていく中で曲の順番を替えてみたり、正解を探していく感じになっていたんですけど、1回それを置いておいて、この3本は区切ってやろうと思ってます」。

ツアータイトルは、スタッフとの話し合いの中で「HEY　SAY」に決まった。

「平成最後だしというノリだったんですけど…（笑い）。テーマとしては、ルーツというか『掘り起こし』です。実は（小嶋陽菜、峯岸みなみとのユニット）ノースリーブスのシングル収録曲とかでソロ曲をたくさんもらっていたりするんです。私、小室哲哉さんに1曲作ってもらっていたの知ってます？（苦笑い）」

13年1月発売のノースリーブス「キリギリス人」に収録の「ふと思うコト」だ。

「その曲を披露するかはまだ内緒ですが、これまでなかなか披露する場がなかった曲とか、自分のルーツをたどるような…例えば私がオーディションで歌った曲とか、関わってきた曲を表現できればと思います。なので、ファンの皆さんにとってもなじみの薄い曲が連発されると思うので、ぜひ予習をお願いします（笑い）」

タレント、ラジオパーソナリティー、そして歌手とあらゆる顔を持ち合わせる。9月にはテレビ東京系「大食い女王決定戦2018」のメーンMCに抜てきされ、繰り広げられる大食いバトルに涙する場面もあった。

「ずっと愛されてる番組で、周りの反響もすごかったのでプレッシャーも大きかったです。スタッフさんも一新されて、歴史ある番組を一からスタートさせる楽しみはありました。毎回泣けるわけではないんですが…（苦笑い）。思い入れがどんどん強くなっていって、本当に感動しました」

今回のMCを通じて、新たな仕事への欲も高まった。

「屋外ロケのMCをしたいです！　スタジオでの番組収録も楽しいんですけど、どうしてもAKBの時のくせなのか、役割分担を考え過ぎてしまうことも多いんです。街ぶらしたり、ロケならではのハプニングの中でもやってみたいです！　ぜひお願いします！」

AKBを卒業して2年半。いい意味で肩の力も抜けてきている。

「自分は自分です。卒業したての時は『背中を見せなきゃ！』ってすごく力んでいて、レギュラーが何本あるかとか、そういうことばかり気にしてました。今は、1つのお仕事をいただくことの大切さを実感できているので、1つ1つちゃんとやって評価してもらえれば。AKBの時のように頻繁にライブをやれているわけではなく、タレントをしながら、好きな歌もやるっていうわがままな状況なので、ファンの皆さんからするとストレスになってしまうかもしれないんですけど、久しぶりに見てもらったり、会う時には『あの時のたかみな』であり、やっぱり進化したと思ってもらわないといけないですよね。まずは、今回のツアーをちゃんと見せられるものにして、新しいたかみなが見えたなと思ってもらえるようにしたいです」。

◆「高橋みなみ東名阪ツアー～HEY　SAY～」　11月4日に愛知・名古屋ElectricLadyLand、同9日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホール、同17日に大阪・バナナホールで開催。チケットは税込み4000円（入場時ドリンク代別途必要）詳しくはオフィシャルファンクラブサイト（https://cheekyeyes.jp）をチェック。

◆高橋（たかはし）みなみ　1991年（平3）4月8日、東京都生まれ。05年12月にAKB48の1期生としてデビュー。13年4月、「Jane　Doe」でソロデビュー。14年から48グループの「総監督」を務め、16年4月に卒業。現在テレビはNHK「首都圏情報　ネタドリ！」（金曜午後7時）Eテレ「いじめをノックアウト」（金曜午前9時50分）テレビ朝日系「世界の村で発見！こんなところに日本人」（火曜午後9時）TBS系「人生最高レストラン」（土曜午後11時30分＝不定期出演）関テレ「Mujack」（金曜深夜1時55分）、ラジオはTOKYO　FM「高橋みなみ　これから何する？」（月～木曜午後1時）ニッポン放送「高橋みなみと朝井リョウ　ヨブンのこと」（日曜午後10時30分）でレギュラー。148・5センチ。AB型。