佐々木蔵之介(50)主演のフジテレビ系連続ドラマ「黄昏流星群-人生折り返し、恋をした-」(木曜午後10時)の18日放送の第2話の視聴率が、7・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが19日分かった。前週の7・3%と同じだった。

エリート銀行マン滝沢完治(佐々木)は、入社以来仕事一筋で支店長にまでなったが、予期せぬ左遷宣告を受けて単身スイス旅行へ。そこで目黒栞(黒木瞳=58)と出会い運命の恋に落ちる。一方、滝沢の妻の真璃子(中山美穂=48)は、娘の婚約者・日野春輝(藤井流星=25)と引かれ合っていく。

佐々木は中高年の恋愛について「40、50歳になって社会的な立場や経験もあって家族もいる部下もいるとなってくると、気持ちだけで突っ走ることはないですよね。いろんなことで、自分の中でストッパーをかけると思うんです。その中で、このドラマの登場人物たちは恋愛や仕事を通して『あぁ、こんな気持ち忘れてた』ということを取り戻していく。でも、その時にストッパーが外れて一気に流れていくわけでもない。忘れかけていた恋愛に対して、中高年だからこそ純粋なところもあるんだと思います。そんなピュアな部分がドラマから見えたとしたらいいと思いますね」と話している。

第2話で、完治(佐々木)はスイスで出会った栞(黒木)のことが忘れられずにいた。そんな時、出向先の荻野倉庫の食堂で働く栞と偶然再会。完治を見つけた途端に逃げ出す栞を引き留め「会いたかったです」と思わず口にしてしまう。既婚者である完治の言動に戸惑いを隠せない栞だったが、スイスで飛ばされた傘の代わりを買ったから送りたいと言われ、母が入居している施設の住所を書いたメモを渡した。

一方、真璃子(中山)は完治の浮気疑惑への憤りを抑えきれずにいた。そんな中、娘の恋人、日野(藤井)と鮮烈な出会いを果たす。美咲(石川恋)と完治に会う約束で自宅を訪れた春輝に、真璃子は庭の手入れ中にけがをした指の手当てをしてもらったのだ。娘の恋人だと知りながらも、冷静で心優しい春輝に引かれてしまう自分にあきれる真璃子。その後、完治は仕事を理由に帰宅せず、春輝はまた出直すと滝沢家をあとにした。

完治は正式に荻野倉庫への出向内示を受けたものの、真璃子と美咲には言えずにいた。思いに沈みながら、私物を整理していた完治に栞から電話が入る。傘のお礼を直接会って話したいと言われて、完治は舞い上がる。