女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の25日に放送された第22話の平均視聴率が21・4%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回視聴率は23・8%を記録していた。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、福子(安藤サクラ)萬平(長谷川博己)鈴(松坂慶子)が疎開して1カ月が経った。生活にも少しずつ慣れてきた。

萬平は福子と鈴からゆっくりするよう言われるが、何かしたい様子。山に散歩に出掛け、子どもたちと川魚を捕る。そして、効率的に捕獲する方法を思いつく。翌日、川に電気を流し、魚を感電させて大漁となった。食卓には魚が並び、おいしく食べた。その出来事を通して萬平はふと、自分は「食べることへの執着心が強い」ことを吐露する。

しかし川に電気を流したことで、萬平らは注意を受けるが、3人はどこか楽しげな様子も見せる。