沢口靖子(53)主演のテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女」(木曜午後8時)の29日6回の平均視聴率(関東地区)が11・9%だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高は第3回は13・5%。

沢口演じる京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコが、専門技術を武器に事件の真相解明に挑む人気作。99年にスタートし、現行ドラマシリーズとしては最も長く続いている。

第6話のゲストは岩松了、渡辺梓、小池里奈、三浦孝太、山下裕子。昆虫学の権威、花森栄一教授(岩松)が研究室で襲われて意識不明の重体となる。指先からドライジン、ライムなどが検出され、花森が事件前夜にバーでカクテルを飲んでいたことが判明する。店主によると、女性を伴い「6年前の罪を自首しようと思う」と話していたという。

現場には「宮内あすか」と書かれた標本が残されていた。あすか(小池)は大学付属病院の小児科に入院経験があり、当時支援学級で花森から理科を教わっていた。話を聞くと、あすかは「6年前に病気の自分を救ってくれた」と打ち明ける。土門(内藤剛志)は「花森とバーで一緒だったのでは」と聞くが、あすかは曖昧に否定する。