がん闘病が伝えられる大林宣彦監督(80)が11月30日、都内で行われた山路ふみ子映画賞贈呈式で喜びをかみしめた。

長年二人三脚で映画製作に取り組んできた夫人の恭子プロデューサー(78)の功労賞に飛び入り登壇。「長年私を助けてくれた妻が、こうしてすばらしいみなさんと一緒に表彰され、人生で一番の幸せをかみしめております」と語り、満場の拍手を浴びた。映画賞は「寝ても覚めても」の浜口竜介監督、女優賞は安藤サクラ、新人賞に唐田えりかが輝いた。