アカデミー賞の前哨戦として知られる第76回ゴールデン・グローブ賞授賞式が現地時間6日に米ビバリーヒルズで行われ、外国語映画賞にノミネートされていた是枝裕和監督の「万引き家族」は受賞を逃した。

同部門には「ゼロ・グラビティ」(13年)などで知られるアルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA/ローマ」が選ばれ、キュアロン監督は監督賞も受賞した。また、アニメーション作品賞にもノミネートされていた細田守監督の「未来のミライ」も受賞を逃し、日本勢は無冠に終わった。

ドラマ部門の作品賞には英ロックバンド「クイーン」軌道を描いて日本でも大ヒットした「ボヘミアン・ラプソディ」が輝き、主人公のボーカル、フレディ・マーキュリーを熱演した俳優ラミ・マレックスは主演男優賞を受賞した。ドラマ部門の主演女優賞には「天才作家の妻-40年目の真実ー」の女優グレン・クローズが選ばれ、初主演映画「アリー/スター誕生」でノミネートされていたレディー・ガガは受賞を逃した。ガガは同作で披露した楽曲「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛の歌」で主題歌賞を受賞した。(ロサンゼルス=千歳香奈子)