複数のファン女性との「車中不倫」が報じられた俳優原田龍二(48)の記者会見を取材した。やったことは最低のことだが、記者会見ではどんな質問にも真っ正面から答え、謝罪会見近年まれに見る意味不明な釈明会見となった。

原田は、性欲が強いのかと聞かれれば、「強いです」。車内での性行為が好きかと聞かれれば「大好きではありません」と答えるなど、落ち込んだ表情で真面目なのだが、取材陣からは失笑とはまた違った笑いが起こるという、まるでコントの様な展開だった。

昨年、インタビューをした縁で、この1年、“全裸会見”やら何度も取材した。インタビューもした上での印象は「正統派二枚目で頼りがいとおとこ気のある兄貴。でも面白くてちょっと変態」。

ここまで書いて原田龍二という人の二枚目キャラがすでに崩壊していたことに気が付いた。本人も「かっこいいと思われるよりも、面白くて、ちょっと頭がおかしい人と見られる方がうれしい」と答えていた。

インタビューの際、「女性スキャンダルはこれまでなかったんです。今後もないと思いますけど」とウソを言っていたことは置いておいて、関係者によると、今回の会見の開催も本人の意思で即決、質問に真っ正面から答えたのだという。

家族からの信用と失った好感度は大きい。今後、仕事への影響も出てくるだろう。インタビューでは、今後について「どんな仕事でも僕はやります。バラエティーだからとか、芝居だからとかじゃなく、常にキラキラと心を輝かせていたいと思っています。水たまりではダメだと思うのですが、どんな小さな川だとしても、流れが早かろうが遅かろうが濁らずに形を変えながら生きていきたいです」と語っていた。“裸一貫”の再スタートがどんなものになるのか注目したい。【上岡豊】