女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の23日に放送された第98回の平均視聴率が19・6%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、東洋動画でもテレビ漫画を作ることになり、なつや茜(渡辺麻友)、坂場(中川大志)がテレビ班に異動することになった。しかし、坂場は仲(井浦新)らに、テレビアニメに対する姿勢を問うが、納得いく回答が得られずに悩んでいた。そして坂場はなつに漫画映画の世界には戻れないとこぼした。その頃、雪次郎(山田裕貴)のいる劇団「赤い星座」の稽古場では、次回公演「かもめ」の主役が発表され、雪次郎が抜てきされた。しかし、その配役が私情によって決められているのではないかと異議を唱え、ボイコットすると言ってきた。その劇団員らは、雪次郎の実力は認めており、蘭子(鈴木杏樹)を外した新しい演劇を作ろうと勧誘してきた、という内容だった。