宝塚歌劇団花組次期トップスター柚香光(ゆずか・れい)の本拠地お披露目作は、17年に別館公演で自らが主演した人気少女漫画原作の「はいからさんが通る」再演に決まり、29日、同劇団から発表された。

公演は宝塚大劇場で来年3月13日~4月20日、東京宝塚劇場は同5月8日~6月14日に行われる。

「はいからさん-」は、大和和紀氏の原作。75~77年に「週刊少女フレンド」に連載され、大正時代の東京を舞台に、エリート陸軍少尉と快活な女学生の恋物語を描いた。後に映画、テレビドラマ化もされた傑作少女漫画のひとつ。宝塚歌劇では17年に柚香が主演し、シアター・ドラマシティ(大阪)、日本青年館(東京)で上演された。

17年公演でもヒロインを務めた華優希(はな・ゆうき)が、花組トップ娘役として、柚香の相手役を務める。再演となる今回は、フィナーレナンバーも新たに加えられる予定。

柚香は、華やかな立ち姿で下級生時代から注目され、現花組トップ明日海(あすみ)りおを支えて、これまでにも「ポーの一族」に出演。主演作としては「花より男子」など、少女漫画を原作とする作品でも、高評価を得ている。