吉本興業から契約解消されたお笑いコンビ、カラテカ入江慎也(42)が、闇営業問題の報道をめぐり、一部メディアに対し法的措置をとる意向を固めていることが9日、分かった。

14年12月、都内で行われた反社会的勢力(反社)の忘年会に雨上がり決死隊宮迫博之(49)ロンドンブーツ1号2号田村亮(47)ら吉本芸人らが、入江の仲介で出席した。6月7日発売の写真週刊誌「FRIDAY」が報じて表面化し、入江は同4日、吉本から契約解消処分を受けた。

その後闇営業問題にからみ、入江が反社と知った上で仲介していたかのような報道や、反社関係者の証言を事実かのように掲載する記事が相次いだ。関係者によると入江は、反社とは知らなかったと話しており、こうした報道の一部に対し事実無根と周囲に強調。弁護士とも相談し、複数のメディアに対する法的措置準備を進めているという。

入江はツイッターでも6月7日、騒動への謝罪と反省を記しつつ「詐欺グループの忘年会であるとは本当に知りませんでした」と説明。その後事実上、芸能活動休止状態が続いている。相方矢部太郎(42)とのカラテカの今後も不透明だ。

入江が法的措置を検討し始めた背景には、先輩や後輩芸人らを巻き込んだことに強い責任を感じていることや、反社と知らなかったことを裁判で明確にしないと、自身の仕事再開にも支障が出ることなどがあるとみられる。闇営業関連報道をめぐっては宮迫も7月27日、日刊スポーツの取材に対し一部メディアへの法的措置検討を明かしている。