歌手槇原敬之(50)が13日、覚せい剤取締法違反(所持)と医薬品医療機器法(旧薬事法)違反の疑いで警視庁に逮捕された。槇原容疑者は午後4時45分ごろ渋谷区神宮前の自宅で逮捕された。逮捕容疑は2年前に、港区の一室で覚せい剤0・083グラムや危険ドラッグRUSH(ラッシュ)を所持していた疑い。警視庁は認否は明かしていない。

◆RUSH(ラッシュ) 主にセックスドラッグとして流通しており、厚生労働省によると、ラッシュは酩酊(めいてい)感などを得る目的で使われる。中枢神経系の興奮もしくは抑制、幻覚の作用が強い。大量に摂取すると呼吸障害で死亡する。指定薬物の亜硝酸イソブチルを含む液体状の薬物で、吸引すると性的興奮を高めるなどの作用があるとされている。07年に医薬品医療機器等法(旧薬事法)により「指定薬物」となり、業者による販売などが違法となった。その後、14年の改正で個人での所持や使用、購入した場合でも違法となり、15年には関税法改正により個人輸入についても二重に違法とされ、刑事罰の対象になった。