カンテレの羽牟(はむ)正一社長(68)が26日、大阪市内でオンラインの秋季社長会見を開いた。

現在、カンテレが金曜午後7時にレギュラー放送している人気アニメ「鬼滅の刃」の全話を年内に放送できるように調整していることを明らかにした。担当者は「22話から26話については年内に放送できるように調整しています」と話した。

カンテレは「鬼滅の刃」の大ブームを受け、急きょ、10月23日からレギュラー放送をスタート。10月10日、17日にフジテレビ系「土曜プレミアム」で2週連続放送された「鬼滅の刃」第一夜「兄弟の絆」(第1話~第5話)、第二夜「那田蜘蛛山編」(第15話~第21話)を除く第6話~第14話、第22話~第26話の全話の放送を12月4日までレギュラー放送することを発表していた。

レギュラー放送が始まると、視聴者からの「15話~21話を全編放送してほしい!」との多くの要望が寄せられた。すでにカンテレは11月20日以降の内容を変更し、予定になかった第15話から21話も放送すると発表。放送日については12月11日に20話と21話の放送を発表しているが、11日以降は未定となっている。「年内に視聴者にご覧になっていただけるように調整したい」と担当者。ファンにとっては朗報だ。

羽牟社長は急きょ、レギュラー放送を決定したことについて「視聴者の動向や鬼滅の刃の人気に敏感にアンテナを張って、スピードに対応できたのではないかと考えている。この姿勢を継続、拡大していくことに全集中していきたい」と意気込んだ。