関ジャニ∞大倉忠義(35)が主演、広瀬アリス(25)がヒロインを務める、フジテレビ系連続ドラマ「知ってるワイフ」(来年1月7日スタート、木曜午後10時、初回15分拡大)に松下洸平(33)、川栄李奈(25)、瀧本美織(29)らが出演することが27日、分かった。

「知ってるワイフ」は、韓国の有料ケーブルテレビチャンネルtvNで18年8~9月に放送された同名ドラマが原作。有料放送にもかかわらず、同時間帯ドラマの視聴率1位を獲得(視聴者調査会社ニールセンコリア調べ)。

大倉が演じる剣崎元春は結婚5年目で2児の父親の銀行員。職場では上司から叱責(しっせき)され、疲れて家に帰ると妻から怒鳴られて「結婚生活、こんなはずじゃなかった」と悩みを抱えている恐妻家。広瀬演じる妻の澪は、家事と2人の子供の育児に追われる。優しかったはずの夫は育児を手伝ってくれず不満を抱える“ワンオペ主婦”。ある日、元春は大学時代に女神と呼ばれ憧れの的だった後輩と再会。「好きだったの」と打ち明けられて、「ああ、彼女を選んでいたら」と後悔してしまう。その直後、街中で話しかけられた男からもらった500円硬貨がきっかけで、学生時代に突然タイムスリップ。「過去に戻って選択を変えれば、妻が替わり、人生も変わるのでは」と、別の選択をして理想の人生を手に入れる。

松下が演じる津山千晴は元春と入行同期。かつてはプレーボーイで派手な女性関係だったが、あっさり結婚して現在は双子のパパとして円満な家庭を築いている。タイムスリップ後は、気ままな恋愛とシングルライフを楽しむ独身に。独身の澪に出会い、積極的にアプローチするが、元春から大反対されてしまう。

松下は「ファンタジーな設定ですが、中で起きる事はとてもリアルだなと思いました。夫婦間や恋人同士のすれ違いはすごく現実的で共感ポイントがたくさんあると思います。津山はとてもオープンな人です。いつもなるべく笑顔でいることを心がけました。あまり感情を出さない朴訥(ぼくとつ)とした元春といつもサラッと気の利く津山との差をいかに作れるか必死でした。なぜなら元春は笑顔が最高にすてきな大倉さんなので」と笑っている。

川栄演じる剣崎なぎさは元春とは5歳違いの妹で、歯に衣(きぬ)着せぬ性格で、公務員試験を受け続けているが、毎年不合格。兄夫婦の結婚生活を見て「結婚はまだいいか」と考えているが、タイムスリップ後は結婚している。

川栄は「お話をいただいた時に韓国の原作ドラマを見たのですが、とても面白かったです。元春の妹・なぎさの目線でも共感出来る部分がたくさんありました。いろいろなキャラクターが登場するので、幅広い年代の方々が登場人物の“誰か”に共感出来る作品だと思いました」。

そして、元春の後輩・江川沙也佳を演じるのが瀧本。両親が日本を代表する大企業の社長で超が付くお金持ちのお嬢様。元春の大学の後輩で、チェロを専攻。大学のマドンナ的存在で誰もが彼女に憧れ、元春もその1人だった。卒業後、渡米してニューヨークの楽団に入団。久しぶりに帰国し、偶然元春に再会。「昔、好きだったの」と元春に告げる。タイムスリップ後は元春の妻となり、幸せな結婚生活を送っている。

瀧本は「いろいろな要素がギュッと詰まっていて、ラブストーリーでありながらヒューマンで、ファンタジーの要素も入っています。韓国の原作ドラマも見たのですが、人生丸ごといとおしくなるような温かい気持ちになれる作品だと思いました。今回の台本も同じように、人生の大切な瞬間がたくさんちりばめられていて、キュンとなったり、切なくなったり、いろいろな気持ちになりました」と話している。

編成企画担当のフジテレビ狩野雄太氏は「元春の同僚の津山は、いつでも愚痴を聞いてくれて“あうんの呼吸”で楽しいと思うことが共有できる理想的な“親友”。タイムスリップ後は、澪へ好意を抱き真正面からアプローチしていく純粋な男性。そんな津山という役を、誠実で優しい雰囲気を持つ松下さんに演じていただきたいと思いご出演をお願いいたしました。元春の妹のなぎさは、チャキチャキと地頭が良く、面倒見が良い女性。等身大で演じていただけるのは川栄さん以外いないと思い、オファー致しました。また、元春の後輩で、羨望(せんぼう)を一身に集める美貌と気品を持っていて芯のある沙也佳を、瀧本さんならば説得力を持って演じていただけると思いお願い致しました」と話している。

他に生瀬勝久と片平なぎさが出演する。