秋元康氏が総合プロデュースする劇団4ドル50セントが、他劇団とのコラボレーション公演第3弾となる舞台「劇団4ドル50セントとろりえの年末」(12月23日初日、東京・中目黒キンケロ・シアター)を上演することが28日、分かった。同劇団全体としては、今年1月以来、約1年ぶりの劇場公演となる。

「おんなのこにやさしい」をコンセプトにした演劇ユニット「ろりえ」とコラボする。女優岩井七世、梅舟惟永、元SUPER★GiRLS荒井レイラを客演に迎え、人間同士の愛情を描いた女性4人芝居に挑む。「ろりえ」主宰の奥山雄太氏は「今までと同じような気持ちで劇場にお芝居を見に行くことは難しいかもしれません。それでも、劇場に足を運んでくださる方に安心してお芝居を見てもらえるよう、キャスト、スタッフ、すべての関係者で尽力いたします」とコメントしている。

劇団4ドル50セントからは、仲美海、岡田帆乃佳、前田悠雅、安倍乙、立野沙紀が出演し、こたつチームとみかんチームに分かれて公演を行う。前田は「不安な状況が増している中、舞台の幕を開けることにいろいろな思いがありましたが、この物語は大切だった人を思い出すきっかけ、そして今大切にしたい人への思いを改めて確認出来るような温かい作品です。今年最後に皆様に丁寧に届けたいと思います」と話した。

岡田は「今回は恋のお話です」と紹介。「バンドマンの彼氏がいるロックで乙女心満載という、自分にとっても初めての役どころでちょっぴり緊張しますが、毎日恋とか愛とかについて考えながら楽しく稽古しています。青春時代のちょっぴり恥ずかしいエピソードを思い出しながら、今年最後の思い出を一緒につくりましょう!」とアピールした。