昨年7月期に放送されたTBS系日曜劇場「半沢直樹」(日曜午後9時)が、昨年(1月1日~12月31日)においてタイムシフト視聴率、総合視聴率で1位を獲得したことが28日、ビデオリサーチの調べ(関東地区世帯)で分かった。

タイムシフト視聴率は、リアルタイム視聴率の有無にかかわらず、放送開始から7日以内での視聴の実態を示す数値。総合視聴率は、リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率のいずれかでの視聴を示す指標(両方で視聴した場合は1カウント)。

今回の集計結果により、「半沢直樹」の第9話のタイムシフト視聴率が16・8%でトップ。最終話の総合視聴率は44・1%(視聴率32・7%、タイムシフト16・7%)で、NHK総合の「第71回NHK紅白歌合戦」をも上回った。

「半沢-」は、13年に放送され、主人公の半沢直樹が銀行内の不正の数々を暴いて人気を得たシリーズの続編。子会社への出向を命じられる衝撃のラストで幕を閉じた前作に続き、出向先で奮闘する営業企画部長・半沢と銀行本店へ復帰し、営業第二部次長として活躍する半沢の姿が描かれた。

全10話で放送中にツイッターの世界トレンド1位を獲得し、視聴率20%の大台超えを達成するなど社会現象を巻き起こした。

またタイムシフト視聴率のトップ10に、TBS系ドラマが7つランクインするなど、ドラマ制作に定評のあるTBSがその強さを示す形となった。