飲酒運転の撲滅を訴える音楽イベント「LIVE SDD 2021」(FM OSAKA主催)の配信ライブが13日、行われた。スターダストレビュー(スタレビ)、TRF、渡辺美里(54)、山崎育三郎(35)ら8組が歌を披露。「飲んだら乗らないで」「大切な人を悲しませないで」と呼びかけた。

4年ぶり3度目の出演となった渡辺はスタレビとコラボし、「My Revolution」など3曲を披露した。熱唱後、渡辺は「見ていただいてる方の声が聞こえてくるようでした」と笑顔を見せた。「今回はスーパーマンのスターダスト・レビューのみなさんとともに」と話すと、スタレビのボーカル根本要(63)は「スーパーマン? スーパーで安売りしているバンドみたいじゃないですか」と笑顔で突っ込み、渡辺は「スペシャルバンドですよ」と返答。さらに根本が「値引きしております」と話すと、渡辺が「ちょっと格安でお願いしています」とオチをつけるなど息の合ったやりとりを見せた。

タイトルにあるSDDは「STOP! DRUNK(ドランク) DRIVING(ドライビング)(やめよう、飲酒運転)」の略。イベントは07年から開いており、歌手はボランティアで出演している。チケット代の収益は、交通遺児等育成基金に寄付する。

毎年、大阪城ホールでのライブが恒例だが、今年はコロナ禍で東京都内のスタジオからのライブ配信となった。総合司会の小倉智昭(73)は「14年目でこういう形(ライブ配信)は初めて。コロナ禍でも飲酒運転がなくならない中、200万人の飲酒運転撲滅の思いとともにSDDの活動を止めることはできない。どんなことがあっても飲酒運転がなくなるまでSDDのメッセージを発信し続けていきます」と力強く話した。

最後は全員でマイケル・ジャクソンの名曲「Heal The World」を熱唱した。