シンガー・ソングライターの瑛人(23)、4人組ロックバンド「flumpool(フランプール)」のボーカル山村隆太(36)らが21日、大阪・大槻能楽堂で行われたスペシャルイベント「春の謡会」に出演した。

同舞台でJポップのライブが行われるのは初めて。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止が相次ぐ文化芸術イベントを盛り上げる「大阪文化芸術創出事業」の一環のイベント。

能舞台で瑛人が「香水」など6曲を披露した。MCでは「僕にとって1曲1曲が宝物。みなさんに届けに来ました」と話すと、大きな拍手が起こった。

大阪府出身の山村らもスペシャルセッションで「今年の桜」など5曲を披露した。2組のアコースティックライブの前には「能」が特別上演された。MCで山村は「能は心を鎮める芸術。世界中がコロナで苦しむ中、この場所から心をほぐせるような音楽を届けたい」と意気込んだ。

最後は瑛人と山村らがコラボし、コブクロの「桜」を熱唱した。昨年、「香水」で大ブレイクした瑛人は「ほんと、みんな、温かかった。歴史ある舞台での1歩に感謝です」と笑顔を見せた。