NHKはこのほど、北海道の帯広放送局などの主催で、清水町文化センター(北海道上川郡清水町)で、「NHK文化セミナー 青天を衝け」を開催した。

このセミナーには「青天を衝け」で剣術家・真田範之助役の板橋駿谷のほか、芸能考証・指導の友吉鶴心氏、番組制作統括の福岡利武氏が登壇した。

清水町には渋沢栄一らがこの地の開墾を目的として設立した十勝開墾合資会社があり、渋沢らが作った100年ほど前の厩舎もまだ残っていることから、同地で開催された。

トークコーナーで、板橋は「いままで剣術はやったことがなかったが、剣術家の役で、本当に強くなくてはいけないというスタッフからの話もあり以前から知り合いだった京都の殺陣師の方にリモートで毎日1時間から1時間半、2~3カ月指導してもらい頑張って役作りをしました。最初の撮影が殺陣の稽古からだったので自信満々で行ったところ、流派が違ったために苦労しました」などと話した。

ドラマの撮影現場について福岡氏は「現場は結構楽しくやっていますよね、エネルギッシュな現場、楽しくできる限りやろうというのが伝わってくる。満島真之介くんがムードメーカー」と語った。