ZOZO創業者でスタートトゥデイ代表取締役の前澤友作氏(45)が、国際宇宙ステーション(ISS)に渡航、滞在する日本人初の民間人宇宙飛行士としての訓練を6月中旬から開始することを13日、スタートトゥデイが発表した。

ISS滞在経験のある宇宙飛行士の山崎直子さんはコメントを寄せ、前澤氏にエールを送った。

前澤氏は関連会社役員で撮影サポートスタッフの平野陽三氏と搭乗を予定している。山崎さんは「前澤友作さん、及びサポートスタッフの平野陽三さんがISSへ渡航されることを、楽しみに応援しております」とコメント。「民間人宇宙飛行士が複数同時にISSに滞在する世界初のミッションであり、宇宙が民間へ開かれた場になっていく象徴となることでしょう。挑戦の数々に敬意を表したいと思います」と期待した。

山崎さんは2010年、スペースシャトルに搭乗し、ISS滞在中の野口聡一氏と合流して共同作業も行った。山崎さんは「アートを通じて世界を平和にしたいという前澤さんの想いが、宇宙と地球と私たち多くの人達をつないでくださることを期待しています」と、宇宙飛行士の先輩としてエールを送った。

前澤氏は既に宇宙飛行士訓練に入るための試験に合格。6月中旬からロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センターをベースに、約100日間の訓練を開始する。12月8日に、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からソユーズ宇宙船「MS-20」に搭乗し、ISSに約12日間、滞在する予定。