NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の10日に放送された第48話の平均世帯視聴率が16・8%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第39話の17・9%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、るい(深津絵里)は、たこ焼きソースで汚れた錠一郎(オダギリジョー)の服を店で洗濯しようとした。服が洗い終わり干していると、るいはサマーフェスティバルで錠一郎が吹いた「On The Sunny Side Of The Street」の曲で、よみがえった幼い頃の母安子(上白石萌音)との記憶、そして自分の名前の“るい”の由来を話した。また錠一郎も幼い頃に、岡山の進駐軍クラブで聞いた「On The Sunny -」との思い出を話した。その様子を見ていた平助(村田雄浩)は、2人の雰囲気に気が落ち着かなかった。すると和子(濱田マリ)はタイミングを見計らって錠一郎に晩ご飯を招待。その晩は4人で食事をした。その後、錠一郎と話すことで、昔のつらい過去と向き合えたるいは、初めてもらった給料でレコードを買おうと思った。