日本映画製作者連盟(映連)の新年記者発表会が25日、都内で行われた。21年の概況が発表され、20年末に活動を休止した嵐のライブ映画として昨年11月に公開された「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」が、1月末時点で興収45億5000万円を記録し、邦画の実写映画で1位、アニメも含めた全体で4位となった。

「ARASHI-」は、嵐の20周年ツアーを撮影するために東京ドームで19年12月23日に開催したライブを収録。02年の嵐の初主演映画「ピカ☆ンチ」を手掛けた堤幸彦監督らが集まり、125台のカメラで記録した。

松竹配給作品では「滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie」が興収21億4000万円で全体15位。岡田准一主演の「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」が14億2000万円で同23位、Snow Manラウールの初主演映画「ハニーレモンソーダ」も10億円で同32位とジャニーズ事務所所属タレントの映画が相次いでヒットした。

さらに嵐の松本潤が主演し、昨年12月30日公開の映画「99.9 刑事専門弁護士-THE MOVIE」も、24日時点で24億2000万円を記録。「ARASHI-」とともに上映中で、まだまだ興収を伸ばしそうだ。