4部門にノミネートされた「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督(43)と主演の西島秀俊(50)霧島れいか(49)岡田将生(32)が、レッドカーペットを歩いた。

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濱口監督は、作品賞、監督賞を争う「リコリス・ピザ」のポール・トーマス・アンダーソン監督(51)から投げキッスされたと明かし「おじぎをするばかりで」と笑みを浮かべた。また、岡田は「ドリームプラン」で主演男優賞にノミネートされている米俳優ウィル・スミス(53)とハイタッチしたと喜んだ。

濱口監督は西島、霧島、岡田と共同脚本の大江崇允氏(41)を伴い、レッドカーペットに姿を現した。そして「圧倒されています。レッドカーペットって、こんなに広いものなんだと。ビックリしました」と笑みを浮かべた。西島も「思ったより、盛り上がっていてビックリしました。すごく楽しんでいます」と感想を語った。

邦画初の作品賞と脚色賞、監督賞、国際長編映画賞の4部門にノミネートされた反響は、現地でも大きいようだ。濱口監督は「ハリウッドのキャスティングディレクターの方から『俳優が素晴らしい。ベストアクター』と言ってもらった。ちゃんと、この国で受け入れられたんだと思うので、この場を楽しみたい」と喜んだ。

岡田は「すごい世界にこさせてもらったなと。素晴らしい俳優が、たくさんいるので、圧倒されています。ウィル・スミスさんとハイタッチが出来て…飛び跳ねました」と興奮気味に語った。

霧島は「ビル・マーレイさんが握手してくれて」と、84年「ゴーストバスターズ」に主演した米俳優でコメディアンの、ビル・マーレイ(71)との交流を振り返った。

話の流れの中で、インタビュアーから「ポール・トーマス・アンダーソンとは?」と質問が飛ぶと、西島が「濱口監督に投げキッスしていました」と笑顔で明かした。濱口監督は「アンダーソン監督はちょっと、遠目に。どう、対応していいのか…投げキッスを返すものなのか、ちょっと分からなくて…」と照れ笑いを浮かべた。

昨年の授賞式は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でロサンゼルス市内のユニオン駅で行われたが、今年は2年ぶりにドルビー・シアターに帰ってきた。