アンジャッシュ渡部建(49)が、3日に千葉テレビ(チバテレ)で放送の「白黒アンジャッシュ」(火曜午後10時)で、プロダクション人力舎の先輩のオアシズ大久保佳代子(50)に求められ、ひょっとこのように口を曲げて下唇を出した顔芸を披露した。ただ、いまいち“不発”に終わると「ちょっと.俺、今、テレビ、これしか出ていないんです。あなたたちと違うんですよ、分母の数が。俺は1分の1なんだぞ! 100分の1じゃないんですよ、ねぇ」と訴えた。さらに

「俺、これしかないんです、今、メディアは!!」

と声を大にした。

大久保の出演は、4月26日放送回に続き2週目で、渡部が20年6月9日に不倫騒動で活動を自粛し、「白黒アンジャッシュ」の2月15日放送回で活動を再開して以降の、新生アンジャッシュの方向性を模索する展開となった。まず、大久保が「今のテレビって、下ネタ、ダメじゃん」と切り出すと、児嶋一哉(49)は「あんまり…特に下ネタは多分、ダメですよ、何、お前、下ネタやってるんだって」と渡部に声をかけた。それを受けて、大久保が「その武器、もう捨てて。もともと言ってなかったけど、よりダメよ、本当に。無意識に出ちゃう時あるから」と声をかけると渡部は「もちろん、はい、気を付けます」と答えた。

そんなトークの中で、大久保が「(不倫騒動から)もう2年たって、新生アンジャッシュ、新生渡部ってそういうこと」と、顔芸挑戦の必要性を強調。児嶋は「やっても良いですけど、本当にうまくいったことがない。顔芸、面白い人、面白くない人いるじゃないですか? 本当に面白くない人。滑るから振られなくもなりますよ」と後ろ向きになった。ただ、大久保が「顔の筋肉も変わっているし、それ相応に、しわも入ってきているから感覚は違う」と促し、児嶋と渡部が顔芸に挑戦した。

大久保は渡部が顔芸に挑んだ後「私は面白いと思った。追い込まれた時、こういう1個、武器を持っておけば、ね」と褒めた。児嶋も「そういう仕事って、くるようになると思うのよ。少なくとも俺よりは良かった。俺より変顔、ギャグは100倍面白い。俺は今まで思っていたのに、俺が振ると変な流れになる。これから自信を持って振れるわ」と、渡部のギャグ&変顔路線にかじを切る可能性を示唆した。

渡部は、大久保から「そういう姿を見ていきたい。やっていなかった人がやるというギャップが」と勧められると「そうか.機会があれば、だけどね…」と口にした。児嶋も「これ1個、アンジャッシュの武器が増えましたよ、ぶっちゃけ」と前向きに語った。

ただ、その後、大久保から1発芸の挑戦も勧められ、児嶋が挑戦して、いまいちに終わると、渡部は

「俺、テレビ、これしか出ていないですから。2人みたいにいっぱい、出ているうちの1個じゃないの。俺、これしか出てないんだぞ!!」

と再び、声を大にして訴える一幕もあった。