お笑いタレントのゆりやんレトリィバァ(31)が4日、都内で、ドキュメンタリー映画「オードリー・ヘプバーン」(6日公開、ヘレナ・コーン監督)公開直前イベントに出席した。

この日は女優オードリー・ヘプバーンの93回目の誕生日。大のオードリーファンというゆりやんは、映画「ティファニーで朝食を」風のブラックドレスで登場し「オードリー・ヘプバーンこと、ゆりやんレトリィバァです」と、なりきってあいさつ。また「完全再現していただいて。すてきなドレスを着させていただくと、オードリー(踊り)出したくなりますよね」と上機嫌にダンスして笑わせた。

オードリー・ヘプバーンの人生を、過去の貴重映像や近親者によるインタビューで振り返るドキュメンタリー。華やかさに隠れた過酷な過去を描き「オードリーさんにもこんな苦悩があったんだと、私たちが生きる時代に重なるものがある。私だったらどう生き抜くのかを考えさせられる。勇気をもらったし、考えるきっかけをもらった作品です」。好きなオードリー作品は映画「暗くなるまで待って」といい、「ハラハラするのが面白くて大好きです」と笑みを浮かべた。

晩年のオードリーは、ユニセフ親善大使として人道支援に尽力し、子どもたちに無償の愛を注いだ。自身にとっての「愛」については、「なぜこんなに愛しているのに愛してくれないんだと腹立っている。見返りばかり求めて生きているなといつも思う。オードリーさんが愛されることより愛することに重点を置かれていたのは、見習いたい点の1つです」と反省の表情。しかし憤りは収まらない様子で「こっちはこんなにしてやっているのになぜだ、って腹立つことありませんか? こっちばっかりじゃんって」と理解を求めて笑いを誘った。