女優綾瀬はるか(37)主演のフジテレビ系連続ドラマ「元彼の遺言状」(月曜後午後9時)の第5話が9日、放送される。

綾瀬が演じるのは、美しく勝ちにも金にも名誉にもこだわる優秀な弁護士・剣持麗子。大手弁護士事務所に勤めていたが、クライアントから訴えられそうになり減俸を命じられて「こんな事務所、辞めてやる」とたんかを切って休職。休職中にメールを送った元カレで森川製薬の御曹司・森川栄治の代理人・篠田敬太郎(大泉洋)から返事があった。巨額の財産を持っていた栄治は「僕の全財産は僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して死んでいた。巨額の遺産に心が動いた麗子は、栄治の別荘の管理人をしていた篠田を「私があなたを殺人犯にしてあげる」と“殺人犯”に仕立て上げ、共謀して遺産を山分けする計画を立てる。

栄治を殺した犯人が判明後、麗子は小さな「暮らしの法律事務所」を引き継ぎ、敬太郎とバディとなる。2人は次々と殺人事件に遭遇し、法的視点で解決するリーガルミステリー。原作は20年の「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、新川帆立氏の同名小説。

第5話では、ある日「暮らしの法律事務所」を訪ねてきた森川一族の森川紗英(関水渚)。「ちょっと篠田借りるわよ」と、とあるパーティーのエスコート役で篠田を連れ出す。行き先は投資会社「M&Sキャピタル」の創立15周年記念パーティー。昨今業績を伸ばしている注目の投資会社で、華麗なる森川家の投資顧問でもある。大学時代に意気投合した真梨邑礼二と庄司健介が28歳で起業。小さなアパートの一室からスタートし、ここまで成長させてきた。

一方、麗子のかつての上司・津々井(浅野和之)は麗子を同じパーティーへ連れて行く。M&Sキャピタルは1部上場を機に新たに顧問弁護士を探しているらしく「私と一緒にこの案件をものにしませんか」という打診だった。

それぞれの目的で同じパーティーへ集まった4人。会場が暗転し、いよいよパーティーが始まる。しかし、真梨邑が壇上に立ちスピーチを始めた途端、会場から衝撃音が鳴り響く。久野文也という1人の投資家が突然死亡したのだ。久野はM&Sキャピタルの大口の顧客だったそうだが、暗転中に一体何が起きたのか。