俳優ディーン・フジオカ(41)主演の日本テレビ系連続ドラマ「パンドラの果実 科学犯罪捜査ファイル」(土曜午後10時)の第5話が21日、放送され、世帯平均視聴率が5・3%(関東地区、速報値)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は2・9%だった。

第1話は世帯8・3%、個人4・5%、第2話は世帯6・6%、個人3・7%、第3話は世帯5・0%、個人2・8%だった。第4話は世帯5・5%、個人3・0%だった。

同作は最愛の妻を亡くしたディーン演じる警察官僚の小比類巻祐一と、科学界を離れた岸井ゆきの演じる天才科学者、最上有紀子らが科学犯罪対策室のメンバーとして最先端科学にまつわる事件を捜査し、解き明かしていく物語。

第5話ではカフェで待ち合わせをしている最上(岸井ゆきの)。しかし、相手は一向に現れない。小比類巻(ディーン・フジオカ)たち科学犯罪対策室は、女性の変死事件を捜査することに。街中で突然倒れて死んだ女性の死因は老衰と診断されるが、老人にしか見えない彼女の実年齢は35歳だった…!

女性の身元は、サイエンスライターの速水(栗山千明)。最上がカフェで待っていた相手であり、最上の大学時代の先輩だった。速水は最上に会いに行く途中、体が急激に老化して死に至った。

小比類巻と長谷部(ユースケ・サンタマリア)は、最上がショックを受けているのではないかと気遣う。平静を装う最上だったが、変わり果てた速水の姿を見て動揺する。速水は、元ウイルス研究者で最上のかつての共同研究者でもあった。最上と速水は3年前に研究を中止して以来、会っていなかった。そんな速水から突然「直接会って話したいことがある」とメールが来て、最上は会う約束をした。

柴山(三津谷葉子)からの報告で、速水は未知のウイルスに感染していたと判明。最上は、その正体を即座に理解した。

「…プロメテウス・ウイルス」

それは、最上と速水が共同研究していたウイルス。プロメテウスは、人間に火を与え、光をもたらしたとされるギリシャ神話の神。

最上は小比類巻と長谷部に、速水との研究で起きた出来事を語り始める。最上が科学の世界から姿を消した真相が明かされる…!