NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時)の24日に放送された第32話の平均世帯視聴率が16・2%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第5話の17・0%だった。平均個人視聴率は9・4%だった。

沖縄の料理に夢をかけた料理人を目指す沖縄生まれの主人公、比嘉暢子(黒島結菜)と、支えあうきょうだいを描いた物語。タイトルの「ちむどんどん」は、心がワクワクすることを意味する。ヒロインの父親を大森南朋、母親を仲間由紀恵、きょうだいを竜星涼、川口春奈、上白石萌歌、が演じる。主題歌はドラマの舞台となる沖縄県出身の歌手三浦大知が書き下ろしたオリジナル楽曲「燦燦(さんさん)」。

あらすじは、暢子はレストランでの厳しい連続勤務を乗り越えた。そして故郷から鶴見にやってきた幼なじみ・砂川智(前田公輝)と再会。職場ではオーナーの房子(原田美枝子)に対して不満をため、とうとう暢子は房子と対決することに…。沖縄では、姉・良子(川口春奈)が、友人の石川(山田裕貴)に、「別の人から求婚されている」と告げる。良子は石川に思いを寄せているが、石川が出した答えは「おめでとう。君が出した結論だろ」というものだった。良子は帰り道、涙を流す。石川も店で酔いつぶれてしまう。一方、実家には兄・賢秀(竜星涼)が戻ってくる。

レストランでは賄いを作りたい暢子は、オーナーに「料理を作らないくせに偉そう」と料理勝負を挑む。「ペペロンチーノをどちらがおいしく作れるか」で、暢子が勝てば賄い当番に入ることができ、負ければクビという約束になった。