第2回WOWOWクリエイターアワードが25日、同局から発表され、最優秀賞に連続ドラマW「いりびと-異邦人-」(主演高畑充希)の萩原健太郎監督が受賞した。

この日行われた同局の定例会見にVTRで喜びの声を寄せた萩原監督は、脚本の関久代氏やキャスト、スタッフに感謝を述べ「皆さんの力があってなし得たこと」。また「プロデューサーから『メロドラマにしたい』ということをおうかがいして、女性が社会から抑圧されていた50年代アメリカのメロドラマの様式を取り込んだ。あらためて作品の出発点であるコンセプトは重要なんだなと思った」と語った。

同賞は、WOWOWオリジナルコンテンツを対象に、優秀なクリエーターを表彰。美術ジャンルの小説を映像化し、「WOWOWドラマとしても未踏の“アートミステリー”というジャンルを見事な映像美と情念渦巻く人間描写で開拓した」と評価された。