足立梨花(29)が、BS松竹東急の連続ドラマ「悪女のすべて」(7月2日スタート、土曜午後11時放送)に主演し、悪女に転じる専業主婦を演じることが26日、分かった。初共演となる“悪女役の代名詞”小沢真珠(45)と、ドロドロの愛憎劇を繰り広げる。

今年3月末に開局した同局が、「昼ドラの懐かしさ」と「令和の新しさ」の融合を掲げて制作するオリジナル連ドラ。有名監督による映画撮影が決まった田舎町を舞台に、村唯一の劇団の女優たちがヒロインの座を巡って蹴落とし合う様を描く。

足立は、子持ちの専業主婦で劇団「そよかぜ」の団員・玉野久美を演じる。平和主義だったが、ヒロイン抜てきのためやってきた小沢演じる謎の指導者・百合園凛子に追い詰められることで悪女に変貌。物語は、演劇の実力だけでなく、狭い村ならではの人間関係や女性のプライドも複雑に絡み合って展開していく。

女性キャストは全員悪女という異色作。足立は「悪女とはなんなのか。そして私の体力はもつのか!(笑い)。楽しみながら演じたいと思います」とハードな撮影に意気込む。初共演の小沢については「オーラがすごい! 小沢さんにしかできない百合園先生になっていて毎日のようにびびり倒してます」。現在撮影中だが、小沢とは「役柄のこともあり、まだお話ししておりません。最後までにお話しすることができるのか…」と苦笑する。

04年放送のフジテレビ系昼ドラ「牡丹と薔薇」以来、約18年ぶりに連ドラで悪女を演じる小沢は「今までやらせて頂いた悪女とはまたちょっと違うタイプ」と新境地に挑む。足立については「イメージ通りの気さくで明るい方」といい、「芝居でバチバチですが、カメラがまわっていない時の時間が楽しみです」と話している。