歌舞伎俳優中村芝翫(56)が26日、都内で「松竹歌舞伎舞踊公演」(6月30日~7月31日)の取材会を行い、プロ野球・広島カープに「ぜひ優勝してほしい」とエールを送った。

大河ドラマ「毛利元就」(97年)に主演して以来の熱烈なカープファン。巡業先のひとつである広島の印象について質問を受けると「広島は第2の故郷のように思っている。広島カープの大ファンでございます。佐々岡監督とも仲良くさせていただいています。ぜひ今年は広島カープに優勝していただいて、いいお酒を飲みたい」と話した。

会見には、長男橋之助(26)、次男福之助(24)、三男歌之助(20)も登壇。福之助は、大のヤクルトファンでありながら、カープの専用球場マツダスタジアムのファンでもあるという。「マツダスタジアムという球場が好き。休演日があると1人で見に行くくらい。神宮球場もいいんですけど、マツダスタジアムみたいな赤はいいなと。球場出る時に赤いユニホーム着てました。堂林のを買ってしまった」と笑った。

公演では、橋之助と福之助がダブルキャストで演じる「操り三番叟(さんばそう)」、芝翫と歌之助の「連獅子」を披露する。

芝翫は「(コロナ禍で)なかなか息子たちとも芝居をする機会がなかったので、親子そろって巡業できることを楽しみにしている。熱い歌舞伎をご覧に入れたい」と語った。