全米チャート「ビルボード200」で1位を獲得した、韓国の8人組ボーイズグループStray Kids(ストレイキッズ)が19日、東京・代々木第一体育館で、世界11都市21公演を巡る大規模ワールドツアーの日本公演「Stray Kids 2nd World Tour “MANIAC” in JAPAN」を開催した。

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同グループは、17年に韓国のサバイバル番組「Stray Kids」からデビュー。韓国の大手芸能事務所「JYPエンターテインメント」所属。韓国出身の6人と、オーストラリア出身の2人で構成。愛称「スキズ(SKZ)」。グループ名の「Stray」には、「古い伝統や形式、システムを打ち破り、そこから抜け出すという」意味が込められており、リーダーのバンチャン自ら名付けた。メンバー構成もバンチャンが中心となり選出するなど、セルフプロデュース能力が大きな魅力、力の1つだ。

18年3月にミニアルバム「I am NOT」で韓国デビュー。19年には、韓国の音楽関連の新人賞11冠を獲得。同年、アジア、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパを巡るワールドツアーをK-POPアーティスト最速クラスで敢行し、全13公演をソールドアウトさせた。

日本では、19年12月に代々木第一体育館でショーケースを行い、20年3月に待望の日本デビュー。同年の米TIME誌「The 10 Best Songs of 2020」に楽曲「Back Door」がK-POPで唯一ノミネート。日本でも「第35回日本ゴールドディスク大賞」にて「ベスト3・ニューアーティスト(アジア)」を受賞。

21年、サバイバル番組「KINGDOM:LEGENDARY WAR」で堂々の優勝を果たし、K-POPボーイズグループの新たな頂点に輝いた。同年8月にリリースしたアルバム「NOEASY」は所属する「JYPエンターテインメント」制作のアルバムで、史上初のミリオンセラーを記録。

勢いは止まらない-。22年3月にリリースしたミニアルバム「ODDINARY」は、BTSなどに続き、K-POP史上3組目の快挙となる、米ビルボードのメインチャート「ビルボード200」で1位を記録。iTunesでは世界56の国と地域で1位を獲得するなど、全世界から注目を集める“次世代No.1ボーイズグループ”だ。