氣志團主催のロックフェスティバル「氣志團万博2022~房総魂~」最終日公演が19日、千葉・袖ケ浦海浜公園で行われた。12年から始まった恒例のフェスは、3年ぶりに有観客で開催され、17日からの3日間で44組が出演。合計3・7万人を熱狂させた。

房総の地に、19年以来、アーティストたちが帰ってきた。コロナ禍で20年はオンライン開催、昨年は開催を見送った中、3年ぶりの有観客開催。17日の初日公演でトップバッターを務めた氣志團の綾小路翔(年齢非公表)は「ついに会えました…。みんなただいまー! そしてみんなおかえりー!」と感謝からスタートした。台風14号の影響で雨風が強くなる場面もあったが、それも吹き飛ばす熱気で、最終日は晴れ間も多くのぞいた。

氣志團が地元・房総地区を舞台に、03年から始まり、12年から野外フェススタイル形式として毎年9月に開催。アイドル、ロック、ヒップホップから、演歌・歌謡曲まで、過去最多となる44組が出演。6度目の出演の「マキシマム ザ ホルモン」ナヲも「異種格闘技戦! 天下一武道会だ!」と叫んだように、多種多様に集結した。

綾小路は「やっぱり生は違うでしょ? みんなもこの3日間で取り戻してくれたのでは? 好きなモノや場所にふれたら、明日からまた頑張れるよね?」。最後は氷川きよし、ダチョウ倶楽部らと一緒に「YAH YAH YAH」。3年分のうっぷんを晴らすかのように打ち上がった花火が、夜空を彩った。【大友陽平】