水谷豊が主演するテレビ朝日系連続ドラマ「相棒 21」(水曜午後9時)の第6話が16日に放送され、平均世帯視聴率が13・2%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は7・6%だった。前週は世帯が14・0%、個人が7・9%だった。

名推理で事件の謎を解き明かす警視庁特命係の杉下右京係長(水谷豊)。切れモノ過ぎるゆえに上層部からにらまれ、閑職に追いやられた右京が、さまざまな事件解決に挑む人気シリーズ。寺脇康文演じる初代相棒の亀山薫が、約14年ぶりに“5代目相棒”として活躍する。

第6話では…。

右京と薫は、泥酔して路上で寝込んだ男性から財布を盗んだ中年男(有薗芳記)を逮捕した。

男は、のらりくらりと素性を隠すが、所持品から思わぬ物が。それは1カ月ほど前、河川敷で他殺体となって見つかった、伊藤(阿南健治)という男性の財布だった。捜査を担当していた県警によると、遺体の身元が分からず、捜査が行き詰まっていたという。右京はそこで気になる情報を耳にする。死因は、頭部殴打による脳挫傷だったのだが、伊藤の遺体はニヤッと笑っているように見えたという。好奇心を刺激された右京は、薫と越境捜査を開始。すると、詐欺まがいの寝具会社に勤めていた伊藤が、かつて夫婦漫才でステージに立つ元お笑い芸人だったと判明。しかし、伊藤は、愛想笑いのひとつもできない気難しい男で、17年前まで相方だった紗矢(池谷のぶえ)と決別。ますます興味がわいた右京だったが“縄張り”を荒らされた県警からストップが掛かった。