お笑い芸人ケンドーコバヤシ(ケンコバ=50)が主演を務めるCSチャンネル「映画・チャンネルNECO」のドラマ「桃色探訪~伝説の風俗~」の第8弾「五反田編」が12月31日(深夜0時)から放送される。

ケンコバ演じる、しがないサラリーマン・梶山恒夫が月に1度の風俗通いを何よりの生きがいとして、極上のサービスを追い求める作品。好評につきシリーズ化され、今回のテーマは「枕営業ヘルス」で展開される。派遣型店舗で、大人のおもちゃのセールスレディーになりきった風俗嬢とのプレーを楽しむ内容となっている。

ケンコバは、ラブホテルのオーナー役でゲスト出演するお笑いコンビ、次長課長河本準一について「河本はすごかったですよ。なんていうんですかね、お手本のない芝居をやらなあかんというか、登場人物の役が、世の中にはよくいるんですけど、ドラマとか映画とか出られない人なのでお手本がないんですよ。さすが河本やりきっていました。素直にすごいなってお手本ない役よくやるなっていう」と絶賛。直後に「そうかと思ったら、結構、素でやっているだけでした。だから2人とも素でやっていました。ナチュラルに」と落として笑わせた。

河本は同シリーズを知らなかったという。「仕事受けたときに『桃色探訪』って書いてあったので映画かドラマかも分からずに、調べたら、コバさんが主演のお色気シーンもあるドラマと出てきたので、遂に男優としてデビューが決まったのかなと思い、『どんな人と絡めるんだろ』ってワクワクしていたので、残念で仕方ないです…。絡みはあったといえばありましたが、路上でしたからね。斬新な絡みでしたね」と振り返った。

役柄については「監督が『ラブホ、オーナー、服装』で調べたら、この衣装の服装が出てきたみたいなんですけど『正直、どこのオーナー?』って感じです。老舗ラブホテルのオーナーなんですかね? いまだに僕も正解なのかよく分かっていないですね(笑い)。男性のエロさって『陽のエロさ』と『陰のエロさ』があると思うんですけど、このオーナーは陰のエロさで、最初は『要らん物は要らん』って女性営業マンを突っぱねて調子に乗っているんですけど、女性が枕を股に挟んだりとかしながら、下から上目遣いで見てくるシーンがありまして、そのしぐさに僕自身がすごく弱くて。なので、素で普通にニヤニヤしちゃって、『陰のエロさ』が自然に表現出来ていたと思います」とアピールした。

ケンコバとの共演については「演技の仕事でのコバさんは、プライベートの素のコバさんに近いと思います。男らしくて、寡黙で。演技はもちろんお上手なので多分、次の『孤独のグルメ』の主演を狙ってるんじゃないか? って思ってます」とボケた。

見どころを問われると「コントの笑かしにかかる演技とはまた違った、ドラマならではのキャラクターの演じ方があって、細かいモノマネが得意なので、他の方がメインのシーンの後ろの方でも、自分なりにテーマ決めて小さな動きを入れたりしているので、『細かい事やってんな』って目線で見ていただきたいです」と呼びかけた。【佐藤成】