お笑いコンビ、Aマッソ加納(33)が23日、都内で、初の小説集「これはちゃうか」(河出書房新社刊)の発売記念イベントを行った。

文芸誌「文藝」に掲載した4編、書き下ろし2編を加えた6編の短編小説集。タイトルに絡めて最近「これはちゃうか」と思ったことを問われ「フワちゃんと仲良いんですけど、ずっと屁を嗅がされ続けるということがあって、『これはちゃうか』と思いました。なんで後輩の屁をかがなあかんのって」と笑わせた。そのシチュエーションについて「ドライブしていて、窓も開けずに屁をずっとかがされた」と振り返った。

加納は学生時代から読書好きで、Aマッソとしても「紙媒体」というシュールなコントのネタがあるなど、「紙媒体」に愛着がある。「紙媒体」の魅力について「飾れる。貸せる。物はいいですよね。いつ読み返してもいいし。かわいい。プレゼンに適している」。

どんな人にプレゼントしたいかと聞かれると「シニカルじゃない人、まっすぐな人。(有名人だと)あっちゃん。前田敦子さん。好きやから」とラブコールを送った。

加納は、20年に初エッセー集「イルカも泳ぐわい。」を出版し、大きな話題となるなど、文筆業でも存在感を発揮している。