演歌歌手市川由紀乃(46)が23日、愛知・一宮市の「三岸節子記念美術館」でミニコンサートを行った。

8月発売の新曲「石狩ルーラン十六番地」が、北海道出身の画家・三岸好太郎と妻節子さんの物語をモチーフにしている縁から実施した。

市川は楽曲の世界観を深めようと、4月にも同美術館を訪れて節子さんの絵画をじっくりと鑑賞している。「この場所には好太郎さん、節子さんの思いや魂もきっといらっしゃると思うので、そこで歌を届けられるということは、今まで経験したことのない特別な思いを感じます」。そして「石狩-」や「都わすれ」「なごり歌」などを歌唱した。

開演前には一宮市の中野正康市長(55)が駆け付けた。「一宮市が誇る芸術家が三岸節子。市川さんもアーティストとしてこれからもさらに活躍されると思います。曲名は“石狩”というご主人ゆかりの地ですが、これを機にまたお会いできたらうれしい」とエールを送った。