NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜午前8時)の第50話が9日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、連日、大河内教官(吉川晃司)による厳しい着陸の特訓を受けた舞(福原遥)は、疲労がたたり熱を出してしまう。一方めぐみ(永作博美)と浩太(高橋克典)は、両親に近づこうとしない悠人(横山裕)を心配する。めぐみは応援しようと言うが、浩太は悠人のことが理解できないと本音を漏らす。そんな折、帯広では寝込んでいる舞にお見舞いのアイスクリームが2つ矢野(山崎紘菜)から届けられる。柏木(目黒蓮)と大河内教官からだった。

柏木は舞に、フェイルを怖れて担当教官を大河内から替えてもらおうと話す。

「あさイチ」に“鬼教官”大河内役の吉川晃司がゲスト出演した。

VTRで当時大ヒットした84年の「モニカ」や、デビュー直後のドキュメンタリー番組の映像などが流された。

吉川は「いろいろやらかしましたよ。若気の至りで」と言うと、博多大吉は「紅白でもやらかしてましたね」と触れた。

85年の第36回紅白歌合戦では吉川を巡る“事件”があった。トップバッターの吉川がシャンパンをまき散らしたり、ギターにオイルをかけて燃やしたりとステージ上で大暴れ。床が濡れた影響で、その後、登場したシブがき隊布川敏和が2度転倒する事態となった。

吉川は「大間違いもいっぱいありましたけれども、いたって本人は真剣にやっていた。またそれがどうなるかわからないけど、すいませんでした、ホント」と振り返った。

同ドラマは時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧(だこ)」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。