女優岸井ゆきの(30)が第47回エランドール賞の新人賞を受賞し2日、都内で、3年ぶりに行われた授賞式に出席した。

「恋せぬふたり」(NHK総合)で「アロマアセク(アロマンティック・アセクシュアルの略称)」の主人公を好演し、「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」(日本テレビ系)「アトムの童」(TBS系)の両作品ではヒロインを演じた。

岸井は「とてもうれしいです。身が引き締まる思いです」と感謝した。今年の目標については「もう少しペースを落としながら着実にやっていきたい」と宣言した。

役づくりを問われると「あまりどういう役だから簡単か、難しいって感じたことはないが、相談しながら、わだかまりをなくして役をつくっていく。役を理解できないということはない。(昨年は)ドラマ3本出させてもらったけど、現場の方法が全部違った。いろいろ責任を感じながらやっていきたい」と言葉に力を込めた。

「恋せぬふたり」で共演した菊池亜希子(40)がサプライズで登場し「岸井さんとご一緒できたのは光栄した。私も勇気をいっぱいもらった。このたびは本当におめでとうございました」とエールを送った。

中川大志(24)芦田愛菜(18)松下洸平(35)俳優間宮祥太朗(29)奈緒(27)も新人賞を受賞した。日本映画テレビプロデューサー協会が優れた映像作品や俳優を選んで表彰される。