A.B.C-Z五関晃一(37)が15日、主演舞台「ベートーヴェン/届かなかった手紙」の初日前会見を東京・新宿の紀伊国屋ホールで行った。

ベートーベンが死後に残した3通の手紙にまつわる音楽ミステリーを、朗読劇とクラシック生演奏のリーディング・コンサートとして描く。快進撃を続けるWBC侍ジャパンにあやかり、「大谷翔平選手の二刀流をお借りするなら、今回の僕たちは朗読劇とクラシックコンサートの二刀流で皆さまに夢を与えたい」と意気込みを語った。

ゲーム好きで野球やスポーツに関しては「勉強不足」と苦笑いする五関は、WBC関連の質問が来ることを想定して事前に勉強したと明かした。「そこで気付いたことがあるんですけど、皆さん、日本、強いです」と語り、場を和ませた。「日本人としてめちゃくちゃ鼻が高い。世界の方たちに夢を与え続けてほしいと思います」。きょう行われる準々決勝「日本対イタリア」は、12対5で日本勝利と予想した。

朗読劇は2度目の挑戦となる。「体を動かしてパフォーマンス重視でやってきたので、どうしてもリズムをとってしまったり、動き出しそうになるのを抑えている。朗読劇だぞと自分に言い聞かせて頑張ります」。

舞台では、朗読劇と合わせて「運命」「月光」などベートーベンの名曲の数々が生演奏される。作品では、謎に挑むベートーベンの弟子役を演じる。けいこを通して、ベートーベンの曲に対するイメージも変わったという。「ベートーベンが曲に込めた思いが分かる。普段聴くポップスとは違うので刺激になる」とし、「皆さんもベートーベンを近くに感じてほしい」と話した。