日本テレビの石澤顕社長が5月から休職する日本テレビの岩本乃蒼アナウンサー(31)へエールを送った。

27日、都内の同局で行った定例社長会見に出席。岩本アナは、資格取得や留学、配偶者の転勤同行などを支える社内の「キャリアサポート休職制度」を利用して休職し、災害報道の研究のため大学院へ通う。

石澤社長は「制度の目的にかなった利用」と語り「そもそも関西出身で阪神大震災の経験もされたり、『news zero』とかこういったところでも問題意識を持ってされていた。そういったものに鑑みてキャスターとしての視野を広げていきたいということ。そこでの利用という風に考えております。こうした熱意、努力、姿勢についてはしっかりと応援してあげたいと思います」と語った。

岩本アナは20年秋に結婚した同期入社局員の転勤を機に今回の決断に至った。5年半出演していた「news zero」(月~木曜午後11時、金曜午後11時時半)も3月末で卒業となる。岩本アナは発表後に更新したインスタグラムで「この場所でアナウンサーとしてニュースに向き合う時間を過ごし、いまの自分に足りないこと、学びたいことに気づくことができたからこそ次の道を選ぶことができたと思います」とつづっていた。

岩本アナは14年入社。関西出身で、幼少期には阪神大震災も経験した。慶大時代には防災士の資格も取得しており、「news zero」でも地震や豪雨などの災害報道に携わるなどしてきた。