俳優泉谷しげる(75)が27日、都内で行われた、映画「僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。」劇場舞台あいさつに登壇し、“泉谷節”をさく裂させた。

原愛音(19)の手を借りながらステージに上がり、冒頭あいさつで「介護が必要な年齢になっていますので、皆さんよろしくお願いします」と観客席から笑いを誘った。そして、長めの映画タイトルについて「覚えたくないです」と話すと、隣にいた本多繁勝監督から「本当に覚えてないんですよ」と言われて、さらに笑いを誘った。

MCの日本テレビ市來玲奈アナウンサーから、初めて台本を呼んだ時の印象を聞かれると「実は正直に申しますと、温泉に興味ないし、猫舌なのでラーメンも興味ないし、これは向いてないなと。何の冷やかしかと思ったよ」と告白。続けて「ひどい目にあったよ。煙は吐くし、いたずらはされるし、町では笑いものになるし。私現場で言いましたよね。降りたい、って。一生の不覚でしたね」と踏んだり蹴ったりの役だったという。

しかし、皮肉を言いつつも「でも(映画が)あがってみると、いい映画になってるなと。(観客の)皆さんは、いろいろ見てきた強者でしょ。そういう人たちに耐えられる映画だったんですか? ありがとうございます。こういうお客さんのもとで映画やりたいですね」と泉谷流の感謝の言葉を並べた。

その他に金児憲史、酒井大地、原愛音、宮川元和らも登壇。