元テレビ朝日社員の玉川徹氏は11日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。学歴詐称疑惑を指摘され、不信任決議を可決された静岡県伊東市の田久保真紀市長が10日、市議会を解散に踏み切った判断を「へりくつとしか受け取れない」と、痛烈に批判した。

田久保市長は市議会に解散を通知した後の取材に、9月1日の定例市議会初日に自身の不信任決議案が可決され、その後の審議がストップしたとして「最終日に決議するという結論に議会が至らなかったことに関して、非常に残念と言わざるを得ない」と、市議会解散の理由を説明。「議会から私への退陣要求があることは重々承知し、その責も重く受け止めておりますが、今、この状況をかんがみて、市政や市民生活において大変重要な議会の審議や採決が、議会初日で放棄されてしまったことは事実として冷静に受け止め、あらためて広く市民に信を問うべきと考えた」と述べた。

ただ、そもそも田久保市長の学歴詐称疑惑という個人的な問題が発端で、市議側からは「大義なき解散」と大きな反発が出ている。

玉川氏は「理由がへりくつですよね。これは厳しいと思いますよ」と、田久保市長の主張をバッサリ。「(議会の審議が)ストップしているからといって、さらにストップさせるわけでしょ? 本人が議会を解散して。へりくつとしか受け取れない」と批判した。

今後40日以内に市議選(定数20)が行われるが、選挙後の新しい議会で再び不信任決議が可決されれば田久保氏市長は失職し、市長選が行われる。不信任案の可決には議員の3分の2(14人)以上が出席し、過半数の賛成が必要。否決には田久保市長を支持する候補の7人以上の当選が必要だが、田久保市長は10日の取材で、自身が主導しての候補擁立は否定した。

玉川氏は「『大義』といっていいかわからないが、もし自分が本当にやりたい政策を議会が止めているということで、結果として不信任が出たから議会を解散する場合は、議会を解散して自分の主張が通るという目がどこにあるんですかという話。たとえば(今後)、議会の中に自分を支持してくれる新しい議員が登場してくると。(定数は)20人で、自分の主張を支持してくれる議員が7人生まれたらそのまま市長をできるが、そういう働きかけをしているようにはまったく見えない」と指摘。「もしそういう働きかけをして、(自身を支持する)市議候補を集めているなら、昨日はいちばんいいアピールだったのに、その話は一切しなかった」とも述べ、田久保市長の対応に疑問を投げかけた。