米俳優ブラッド・ピット(62)が、7年間の断酒を経て適度な飲酒を再開したことを明かした。

2016年に当時の妻だった米女優アンジェリーナ・ジョリーと6人の子どもたちと共にフランスから米ロサンゼルスに戻るプライベートジェット機内で飲酒に伴うトラブルが起き、破局の要因になったとされている。ジョリーはこの数日後に離婚を申請し、子どもたちの親権を巡る泥沼離婚裁判へと発展した。

この経験を踏まえてアルコール依存症からの回復を目指す自助プログラム「12ステップ・プログラム」に1年半参加し、断酒を始めたことを明かしていたピットは、米エスクァイア誌のインタビューで現在のアルコールとの付き合い方について明かした。

「過去に何度か過信してしまったことがあった」と振り返り、現在は「より節度を持って飲酒している」とコメント。「大量に飲むことはない」と話し、付き合いとしてワイン数杯をプロとして節度を保ちながら楽しむこともあると打ち明けた。

ピットは2017年に米GQ誌のインタビューで、大学を卒業して以来、飲酒や大麻を吸わない日は1日もなかったと告白している。当時、断酒を始めて半年が経過していたピットは、「家庭を持った時に酒以外のものはすべてやめたものの飲酒だけは続けていたが、2016年に飲み過ぎていることに気づいた」と断酒を決断した経緯を明かしていた。

ジョリーと破局して10年が経つピットは、家族の問題に向き合うなかで短期間ながら自殺願望を抱いた時期があったことも激白し、「どうしても、抜け出す道が見えなかった。その苦痛はあまりにも耐えがたく、実際に実行に移すつもりはなかったが、頭の中に冷たい鋼鉄の弾丸が突き刺さる感覚を感じ、それが安堵感のように思えた」と述べた。子どもたちが名前からピット姓を外す法的手続きを進めるなかで、「子どもに関する問題を抱えているのか」という問いには、「家族の問題。それ以上は言わないでおこう」と言葉を濁す場面もあった。(千歳香奈子)