群馬・長野県境にある荒船山(標高約1423メートル)の岩場で遺体で見つかった漫画家臼井儀人(享年51=本名・臼井義人)さんの代表作「クレヨンしんちゃん」を発行する双葉社が21日、都内で記者会見した。

 赤坂了生編集局長らが出席し「このような結果になってしまい無念としかいいようがありません。大きなショックを受けております」と談話を発表した。

 また、臼井さんの遺族のコメントも発表。「ファンの方々にはたいへんなご心配をおかけしました。お気遣いいただく声や、ご声援の声にあらためて『クレヨンしんちゃん』という漫画の大きさ、幅の広さを再認識いたしております」としている。

 双葉社によると、発見された臼井さんのデジタルカメラの最後の1枚は、山の上の絶壁から下をのぞきこんで写した写真だったといい「それを撮った瞬間に足を滑らせるかして、滑落したと思われます」としている。

 [2009年9月21日14時4分]ソーシャルブックマーク