ドラマ「天国の階段」などで日本でも人気の韓流スター、クォン・サンウ(31)が18日夜、韓国・ソウルのホテルで会見し、ミスコリア出身の女優ソン・テヨン(27)との結婚を発表した。「彼女のことを本当に愛している。9月28日に結婚します」。さらに「生後6カ月で父を亡くし、幼いころから家庭にあこがれを持っていた。理想的な家族を夢見ている」と続けた。

 2人は今年初め、食事の席で偶然出会ったのをきっかけに交際がスタートした。クォンは一昨年まで恋人がいたことを昨年11月に告白。一方のソンも昨年10月にミュージックビデオ監督と破局していた。失恋直後で、傷心を抱えた美男美女がひかれ合った。やがてクォンが意を決してプロポーズ。「私は意外に小心者。指輪をプレゼントしたが、思わず震えて泣いてしまった。彼女はそんな私を温かく抱きしめてくれた。生涯で最初で最後のプロポーズです」と振り返った。

 結婚情報は会見前日の17日から報じられ、「結婚が決まった」「誤報だ」とさまざまな情報が錯綜(さくそう)。その沈静化のために、クォンが急きょ喜びの会見を行った。

 結婚発表は当初、自身の誕生日に予定していたという。「それなのに記事が先に出てしまい、ファンの皆さんを当惑させて申し訳ない」。常にファンという“家族”を第一に考える韓流スターらしく、順番が後先になってしまったことを素直に謝罪。そして「私があるのはファンのみなさんのおかげ。祝福を受けて結婚したい」と続けた。

 「スターとして、背伸びをするなど気苦労もあった。本当に心の休まるよりどころを求めて、自分のすべてをかけても惜しくない女性と出会うのが夢だった」。その夢がついにかなう。結婚式はソウルの新羅ホテル野外式場で行い、家族となった2人が新たな1歩を踏み出す。