俳優織田裕二(42)が21日、30歳の一般女性と結婚したことを発表した。公式ホームページで「このたび私、織田裕二は8月16日に結婚・入籍いたしました」と報告した。公開中の主演映画「踊る大捜査線

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 ヤツらを解放せよ!」の興収が65億円と順調に数字を伸ばし、キャンペーンなども一段落したこともあり、結婚に踏み切ったようだ。ただ、織田はごく親しい関係者以外には女性のプロフィルを知らせておらず、結婚はベールに包まれたままだ。

 織田はこの日、今月16日に結婚していたことを電撃発表した。相手に関しては、30歳の一般女性としか明かさず、挙式や披露宴をする予定もないという。過去にはフリーライターや航空会社の客室乗務員との熱愛が報じられたぐらいで、恋愛系のスキャンダルは少ない。公式HPでは「相手は一般女性なので、詳細に関しては控えさせていただきますが、結婚を機に、今まで以上に頑張る所存です。皆さん、これまでと変わらぬ応援よろしくお願い致します」と、ファンへのメッセージをつづった。

 07年12月には、エッセー「脱線者」(朝日新聞)を発売した。恋愛について「いい女だ。思えば思うほどのめり込んでいった。どんどんほれていった」と記し、交際中の女性がいることを示唆していた。発売記念イベントで取材を受けた際にも「充実していないとまずいでしょ」と話していた。ただ、織田の親しい関係者によると、結婚した女性との交際はそれほど長くはないようで、この時の女性とは違うようだ。

 この日、神奈川県内にある織田の実家には、結婚の一報を聞いた報道陣が集まった。室内からは明かりが漏れていたが、記者がインターホンを押しても反応はなかった。都内の織田の所属事務所も不在の様子で、電話への応対はなかった。織田と親しいとされる映画関係者は、結婚相手の詳細を明かさないという織田の意向を尊重し、この日はコメントしなかった。

 映画関係者によると、織田は高校時代の同級生らとの付き合いが深く、織田を陰ながら支えた時もあったという。しかし、織田は結婚相手を、一部の同級生以外には紹介していないもようで、交際していたことも知らない友人もいたようだ。プライバシーを明かさない意向の織田だが、今回の結婚は周囲にかん口令を敷き、友人にもオープンにしないなど、つまびらかにはしたくなかったとみられる。

 織田は94年5月、フリーライターのA子さん(当時28)との初ゴシップが飛び出し、その時には「彼女は友人の1人です。現在の僕は、どなたとも結婚する意思はありません。30歳に向かって、仕事に専念いたします」とのコメントを発表した。公私両面で充実した20~30代を過ぎ、40代で結婚を決意したとすれば、自然な流れなのだろう。ひと回り違うと表現される12歳年下の女性とともに、織田は新婚生活をスタートさせた。

 [2010年8月22日8時40分

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