28年ぶりに新たな冠番組をスタートさせたタレント黒柳徹子(78)が、このほど日刊スポーツの単独取材に応じた。CS・TBSチャンネルの新番組「タマネギ頭~徹子さんおもてなしクイズ~」(日曜午後10時)で、黒柳は食生活における雑学に挑戦。撮影では、牛丼店にある、たまごの黄身と白身を分けるエッグセパレーターを見て、目を白黒させて感激した。

 同局の「世界ふしぎ発見!」では、歴史の難問を次々と正解する黒柳だが、卵かけご飯ですら「最近、初めて食べた」と言うほど、庶民の食生活には、無知で、ゲストのオリエンタルラジオらを爆笑させた。

 冠番組では、36年続いてギネス記録にも認定されているテレビ朝日系長寿番組「徹子の部屋」があるが、新番組となると、84年のNHK「徹子ときまぐれコンチェルト」以来だ。「いくつになっても好奇心は消えないわよね。信頼しているスタッフに、おもしろい内容で声をかけてもらったから(28年ぶりの新冠番組を)決めたのよ」。四半世紀以上も、新たな冠番組を持たなかったのは、「徹子の部屋」を大切にし続けると同時に、乗り気になれる企画がなかったから。しかし、今回は、レギュラー出演し、10年3月までTBSで放送された「キズナ食堂」のスタッフが手掛けることで、ついに封印を解いた。

 番組は、黒柳がゲストタレントにさまざまな食べ物を紹介してもらい、食のクイズに挑戦していく内容。黒柳のタマネギ頭の中が、番組の舞台というわけだ。「もっともっと物知りになりたいのよ。クイズで学ぶ食べ物や道具を、お友達に紹介しなきゃ」。アシスタント(執事)を務めるクリス松村(年齢非公表)は「黒柳さんが、どの番組のときよりもハッチャけていまして、楽しすぎです」と話している。