乃木坂46が6日、東京・日本武道館で、クリスマスライブの初日公演を開催した。発売中のシングル「サヨナラの意味」の選抜メンバー19人のみが出演する、グループ初の試みとなる「選抜単独公演」で、この日から5日間、出演者を替えながら同所でライブを開催する。

 冒頭、西野七瀬(22)と白石麻衣(24)がセンターポジションを務める「今、話したい誰かがいる」でスタート。キャプテン桜井玲香(22)は「今日から乃木坂のクリスマスが始まりました~!」と叫び、ファン1万2000人から大歓声を浴びた。

 中盤には、「1人1曲プロデュース」と題し、メンバー1人が1曲の演出や衣装をまるまる考え、披露する企画も。西野がセンターで「生まれたままで」を歌えば、橋本奈々未(23)がかわいらしいアイドル衣装を着て「Threefold choice」をパフォーマンス。堀未央奈(20)は「他の星から」を、星野みなみ(18)は「13日の金曜日」をチョイスし、メンバーたちと踊った。

 歌が下手なことで知られる秋元真夏(23)が白石のソロ曲「オフショアガール」を歌ったが、音程もリズムもめちゃくちゃだった。するとステージ後方から白石が登場し、「本家」の歌声を披露。最後は秋元に向かって「ちゃんと練習してこい!」と説教し、爆笑を誘っていた。

 終盤には、毎年恒例のデビュー記念バースデーライブが、来年2月20日から3日間、さいたまスーパーアリーナで開催されることが発表された。初日の2月20日公演は、既にグループからの卒業を発表している橋本の卒業コンサートとなり、同公演をもって活動を終了する。関係者によると、3日間で約10万人を動員予定という。

 橋本は、2月20日が24歳の誕生日でもあり、「この日にやらせていただくことになりました。今日こうやって、みなさんの前で第一報としてお伝えできてよかったです」と笑顔。「年度末でみなさんお忙しいとは思うんですが、皆さん、来てくれるかな…」とつぶやくと、会場からは「行くよ~!」などと大歓声があがった。

 橋本は2月20日をもって卒業するため、同21日、22日のコンサートには出演しない。バースデーライブでは毎年、ファーストシングルから順に、これまで発売した乃木坂46の全楽曲を披露するのが恒例となっている。橋本にとって唯一のセンター曲「サヨナラの意味」は最終日の2月22日に披露されるとみられ、どのメンバーが橋本から同曲のセンターを「継承」するか、注目される。