★6日、日本保守党代表・百田尚樹は参列した広島市の原爆死没者慰霊式・平和祈念式をXに「誰もが口を揃えて原爆と核を非難したが、彼らの誰ひとりとして、それを誰が落としたのかに言及した者はいなかった。それどころか『アメリカ』という言葉さえ一度も聞けなかった」と記した。10日の同党会見でも式典で「上空で一発の原子爆弾が炸裂した」と表現されることが「まるで自然災害の様に扱っている。原爆は勝手に破裂しない。トルーマン米大統領が命じ、米軍兵士が実行した。主語がなければ歴史の一番大事な所を覆ってしまう」と所感を述べた。

★6日、モスクワでロシア外務省情報・報道局のアレクセイ・ファジェーエフ副局長は「日本への原爆投下から81年の歳月が過ぎた件について8月6日にアメリカが広島に原爆を投下し、9日には長崎に対して同様の野蛮な行為を実行したことをロシアの人々は記憶にとどめています。原爆投下により、民間人に膨大な数の死傷者が出るとともに、都市のインフラが広範囲にわたって破壊されました。西側の政治家らは、それが日本における地方自治体の代表者、具体的には広島市長・松井一實であれ、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長であれ、民間人に対して実際に原子爆弾を使用した唯一の国としてアメリカ合衆国について言及することを意図的に避けています」と同様の主張をしている。

★2人は戦後の長い間を経て日本が口にしなくなった米国と原爆の関係を明確に指摘した。日本は敗戦後、圧倒的な物流を誇る米国に大いに助けられたし、対ソ戦略から日本の役割が変わり、朝鮮戦争を経て国際社会への復帰、60年、70年代の安保闘争を契機に食、コミック、映画、テレビ、ファッション、生活と米文化のおびただしい流入から反米思想を押し込めた。百田が言うように「まるで自然災害の様」は日本型の責任の所在をあいまいにする文化なのか、それとも意図的に米国にしつけられたのか。または日本の忖度(そんたく)か。(K)※敬称略