トランプ米大統領は22日、国連総会一般討論で演説するためニューヨークの国連本部を訪れた際、記者団に「CNNが私の取材に来ているとは驚きだ。ここにいるべきではない」と名指しで批判した。国連総会の場でも米主要メディアとの対立姿勢を改めて示した。
これに対しCNNのコリンズ記者は番組で「CNNは国連から認証を受けているので、ホワイトハウスから追い出されても今日、トランプ氏を取材する」と反論した。
トランプ氏は18日、CNNテレビ、MSNOWテレビ、ニュースサイト・ポリティコの3社が「フェイクニュース」を流していると主張し、ホワイトハウスから一方的に排除すると発表。取材に必要な記者証を没収された3社は21日、報道の自由の侵害に当たるなどとして米政府を提訴した。
トランプ氏は22日の国連演説後に実施したバーナム英首相との会談冒頭、「多くのフェイクニュースが出回っている。危険な場合は排除するのが当然だ」と訴えた一方、裁判所が3社の排除措置を認めなければ、ホワイトハウスへの立ち入りを再び許可する考えを示した。
米主要テレビ各局は21日、報道の自由の侵害に当たるとして、持ち回りで担ってきたホワイトハウスのテレビ代表取材を停止すると発表し、トランプ政権とメディアの対立が先鋭化している。(共同)

